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2011強化_06
2011強化_06
※強化作品は連作となっております。できれば01からご覧ください※


言葉無きゆえ果てなく燃ゆる この一瞬が永遠に変わるまで


無言の恋


激しさを増す神獣戦に備え、武器や装備品の充実を図るためにしばしペダンを基点にしている。
滅びたはずの都、その在りし日の姿を目の当たりにした時は驚いたものだ。けれど、宿に泊まった翌日、過去は過去に過ぎないのだと思い知らされた。
しかしそれをどうこう言っている暇はなかった。
消えてはまた蘇る古の都。確かに不可思議な街だが、しばらくの間宿を取るだけならば何の問題も無いと割りきって、
今もこうしてこの街に一時の安らぎを求める。
幻の街の宿だからこそ、ということもあった。
激しい戦いが続く日々の中、普通の街の宿へ泊まることによって日常のやわらかな空気を思い出してしまう。
高め、研ぎ澄ませた感覚が凪ぎ、気が弱まってしまうことは避けたかった。
非日常そのもののこの街は、今の私たちには都合が良い場所だったのだ。

宵闇の時が訪れ、街が一息に眠りに就く。
身体は疲れを訴えていたが、明日のために愛用の槍を磨いておこうと部屋から出たとき、彼が外へ出て行くのが見えた。
ホークアイ…。
彼を彼と認識しただけで胸の奥がぎゅっと絞めつけられたようで、思わず指を強く握る。
いつの間にか心の中に、確かな存在として居座っている彼。今、自分の中を占めているのは大切な祖国のことでも愛する弟のことでもなく、彼、である。
それは身が震えるほど罪深いことに思えた。ローラントの皆にもエリオットにも、とても顔向けができないではないか。こんな気持ちは、一刻も早く捨て去ってしまわなければ――。
そう思って足掻いた時もあった。けれど、足掻けば足掻くほど、想いは心を蝕むように蔓延っていく。恥じても、律してもどうにもならない。ならなかったのだ。
気付いてからは逆に幾分気が楽になった。抗えないのであれば受け入れてしまった方が、無駄な労力と使わずに済むというものだ。今は、そんな所に力を注ぎ、悩んでいる場合ではないのだから。

宿を出て行ったホークアイは、しばらく歩いた後、小川の側で止まった。
見ると、小さな光が辺りを飛び回っていて、驚く。
ウィスプの光のよう…。
「蛍…だね」
リースを見ることなく彼が呟いた。
気付いていたんですね、と言うと、ゆっくりと振り返ってにこりと微笑まれた。気配に敏い彼のこと、こうして後ろを追いかけていることはきっと気付いているだろうとは思っていた。
そういえば、以前にも夜一緒に星空の下で過ごしたことがある。
あの時は、彼は心の傷に見えない血を流し、私は泣いてばかりだったけれど…。
「きれいですね…」
光りながら飛ぶ虫。淡い光は瞬きながら闇の中、炎のように浮かび上がっては消え、不規則に踊る。
鳴き声も羽音も無いが、どこかから透明な光の音が聴こえてくるような気すらする。
「身体を光らせて飛ぶ虫だよ。こんなに沢山…」
多数の光がホークアイと私の周りを飛び交う。幻想的というほかない光景。それはいかにもこのペダンという街の空気にぴったりだと思えた。
ホークアイはこの虫の存在を知っていたから、こうして見に来たのだろうか。
こうして光る虫たちを見ていると、ディオールのランプ花を思い出す。それよりもずっと小さくて儚い光。
ホークアイがその光の中心に座った。リースも少し離れた場所に座り、彼と同じように光を眺める。
彼の近くで、静かな心のまま、こんな光景を見る事ができるなんて、とても幸せなことに思えた。

「あのね、蛍がこうやって光るのは、恋をしてるから、なんだって」
「えっ…」
「言葉を持たない虫だから、身体を美しく光らせて恋しい相手を呼んでいるんだ」
ホークアイが愛しそうに光を見つめ、手をかざす。
微笑んでいるように思えるのに、どこか苦しそうな呟きに聴こえた。
「…きっと、声に出来ないのは切なくてたまらないんだろうね…だから、光はこんなに美しいだと思う」
――あなたにも、そんな恋をする相手が居るんですか。
とても訊けない。
膝に置いただけの手を、ぎゅっと握り締める。

声に出来ない蛍の恋。
ああ、それでも彼らは幸せだ。
こうやって切なく光ることで、恋を伝えることが出来るのならば。
胸の内を晒して、受け止めてもらえるものならば…。

言葉に出来ない想いは身を焼いてその身を光らせるというのなら、言葉にも光にも変えられないこの気持ちは、一体どうなるのだろう。どうしたらいいのだろう。

答えなど、出るはずもない。


ホークアイは、ただ何も言わず蛍の光を見ている。
その背中へ向けて、決して言葉にできない想いを静かに投げた。



ホークリ強化企画サイト様*ホークリ強化期間企画サイトさま
2011.02.11 Friday
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