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聖剣3・ホークリ
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'09ホークリ強化_04
※強化作品は連作となっております。01〜07まで、できれば順にご覧ください※
強化テーマは、『絵で辿る、ホークリ*愛の軌跡』でございます。
<4>
「ジェシカ…!」
彼の切羽詰まった声は、頬を張られたような衝撃をリースに与えた。
そう、そもそもホークアイが旅立ったのは、あの女性のためだったのではないか――リースの内のもう一人の自分が、冷静に囁く。
うなされながら寝台に横たわる華奢な少女の枕元に、崩れるように膝をつくホークアイを見、リースは思わず目を逸らした。
見て、いられない。
「ジェシカさんの具合、まだあんまりよくないんだにゃ…でも安静にしていれば、きっと良くなります!もう呪いは解けたんですから…」
ニキータと呼ばれる猫族の少年が、辛そうにホークアイに伝えるのを聞きながら、心の中にどす黒いものが澱んでいくのを自覚せずにいられない…なんだろう、この鉛のような重い気持ちは。
安堵したのか、ホークアイが息を吐く音がする。今、やっと解放された少女を見守る彼の瞳には、どんな色が浮かんでいるのだろう。
呪いの影響で、未だ苦しんでいる姿への不安と心配か。
元気を取り戻したても、あるべき故郷の姿が失われているのを知る時を思っての、同情か。
それとも…。
自由を得た愛しい少女への、愛情だろうか。
ずん、と胸の澱の重さが増した。室温が下がった訳でもないのに、指先がやけに冷える。
リースは、今の己れの表情を、誰からも見られぬことに感謝した。…今、きっと誰よりも醜い貌をしているに違いない。
こんな自分は、知りたくなかった。
きっと、私は羨ましいだけだ…大切な人を救出できたホークアイのことが。
誰より大切な弟の行方はようとして知れないというのに…。そうだ、そうに違いない。
言い聞かせると同時に、今度は自分の心の醜さを自覚して、眩暈がする。
思えば、初めて憎しみという感情を私に植え付けたのはナバール盗賊団と美獣であり、それを思い出させてくれたは他でもない、ホークアイだった。
そして今、彼はまた新たな感情を教え込もうというのか。
リースは、ジェシカを見守る二人に気づかれぬよう、そっと眦を拭った。
何も知らなかった頃にはもう戻れないことを、誰よりリース自身がよく知っていた。
**************
嫉妬リース可愛いな…!!と思いながら描かせていただきました。
辛いけど可愛いな…リースはやきもち焼きな子ですね…。多分、彼女の自尊心にかけていわゆるヤンデレとかそういうのにはならないと思うのですが、普通に素直に嫉妬するリースにはとても萌える…!!
そしてホークアイは、そんなリースは勿論、ジェシカのこともちゃんと大切にしてくれないと嫌です。ジェシカはホークアイにとってかけがえのない、家族なんですから…!(妹的な意味で)
リースも最初はジェシカに嫉妬したとしても、いずれそういうのは消えるといいと思います…ジェシカはいい子なので、リースと仲良くなって欲しいんだ!そして皆仲良し!それが一番(・∀・)
リースは自分の恋心を自覚すると同時に、失恋したと思って、自分の心を封印しようとしていればいいです。それを解きほぐして解放するのにせいぜい苦労すればいいんだよ、ホークアイは^^
いつもその辺のもだもだを描いてみたいと思うんですが…甘ちゃんなので、すぐ美味しいところに走ってしまうのは自分の弱さだと自覚しています(笑)
なんだかんだ言っても、やっぱり幸せが一番ですよね…!
ホークリ強化企画サイト様*
2009.11.17 Tuesday